魚病研究
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養殖ウナギの漿液性腹水病に関する研究―II
血液性状について
楠田 理一堀内 三津幸三浦 航高橋 幸則
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1972 年 7 巻 1 号 p. 44-50

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抄録
 養殖ウナギの漿液性腹水病の血液性状を検討し,つぎの結果が得られた。1.赤血球数,ヘマトクリット値,血色素量,血液と血漿の比重,および血漿蛋白量は正常魚より著しい低値をとり,病魚は極度の貧血と低蛋白血症を呈する。2.病魚血漿の総コレステロール量とNa+量は正常値にくらべて減少するのに対して,血漿既成クレアチニン量は著しく増加する。
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© 日本魚病学会
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