魚病研究
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養殖アユから分離された病原性Pasteurella菌の性状について
楠田 理一三浦 航
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1972 年 7 巻 1 号 p. 51-57

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抄録

 1.1971年5月下旬から7月上旬にかけて,徳島県下のアユ養殖池に流行した肝臓に特徴的な白斑の形成される細菌性疾病の原因菌の分類学的位置を検計した。2.その結果,分離菌はPasteurella属の新しい病原性細菌であることが確認できたので,本菌をPasteurella plecoglosacida sp. nov.と命名することを提案した。3.本菌はテトラサイクリン,オキシテトラサイクリン,およびノポビオシンなどに対して強い感受性を示した。

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© 日本魚病学会
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