魚病研究
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キンギョの穴あき病に関する研究―I
発病部位について
高橋 耿之介川名 俊雄中村 多恵子
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1975 年 9 巻 2 号 p. 174-178

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抄録
 1) キンギョの体を「右側」・「左側」,前から「頭部」・「前部」・「中部」・「後部」におよび側線を境として「上」・「下」にわけて,穴あき病の病患部の位置を調べた。2) 「頭部,「前部」,「中部」および「後部」の穴あき病の患部の占める率はそれぞれ,6%,27%,40%および27%であった。3) 部位別の病患部出現率 (部位別の病患部の占める率/部位の面積比×100)は同じく前から35%,93%,91%および233%と頭部が少なく,後部が多かった。また「上」・「下」については「前部」および「中部」は若干「下」より「上」が多かったが,後部は逆であった。
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© 日本魚病学会
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