抄録
1) キンギョの体を「右側」・「左側」,前から「頭部」・「前部」・「中部」・「後部」におよび側線を境として「上」・「下」にわけて,穴あき病の病患部の位置を調べた。2) 「頭部,「前部」,「中部」および「後部」の穴あき病の患部の占める率はそれぞれ,6%,27%,40%および27%であった。3) 部位別の病患部出現率 (部位別の病患部の占める率/部位の面積比×100)は同じく前から35%,93%,91%および233%と頭部が少なく,後部が多かった。また「上」・「下」については「前部」および「中部」は若干「下」より「上」が多かったが,後部は逆であった。