Lynch 症候群における胆道癌の特徴と サーベイランス戦略上の位置づけ

田中屋 宏爾; 金谷 信彦; 山崎 理恵; 青木 秀樹; 竹内 仁司

doi:10.18976/jsft.16.1_1

解説

Lynch 症候群における胆道癌の特徴とサーベイランス戦略上の位置づけ

田中屋宏爾, 金谷信彦, 山崎理恵, 青木秀樹, 竹内仁司

著者情報

キーワード: Lynch 症候群, 関連癌, 胆道癌, 日本人, サーベイランス

ジャーナルオープンアクセス

2016 年 16 巻 1 号 p. 1-4

DOI https://doi.org/10.18976/jsft.16.1_1

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抄録

Lynch 症候群は様々な臓器に関連癌を好発する常染色体優性遺伝性疾患である．Lynch 症候群関連癌の中で，大腸癌，子宮内膜癌や，胃癌に対しては，サーベイランスにより良好な成績が期待できるが，さらなる治療成績の改善には，他の関連癌に対するサーベイランスも必要となってくる．胆道癌は東アジアで一般集団の頻度が高く，かつ悪性度も高い．日本人のLynch 症候群におけるサーベイランス戦略上，胆道は重要な標的臓器となる可能性がある．

責任著者(Corresponding author)

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