家族性腫瘍
Online ISSN : 2189-6674
Print ISSN : 1346-1052
症例報告
同一家系内BRCA1遺伝子変異症例に対しRRSOおよびRRMを施行した2例
鶴田 智彦 堀 謙輔柄川 千代美田島 里奈後藤 摩耶子大久保 理恵子鹿嶋 見奈岡田 千穂吉村 道子伊藤 公彦
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 19 巻 1 号 p. 4-8

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抄録
同一家系内のBRCA1遺伝子変異(NM_007294.3: c.3397_3398delTT)を有する乳癌既往患者および未発症変異保持者の2例に対してリスク低減予防切除術を施行した.両症例とも手術施行時42歳であった.妊娠希望ならびに出産時期を考慮し,遺伝カウンセリングを重ねた上で手術を施行した.両症例にオカルト癌はなく,また現在サーベイランスを継続し,がんの発症を認めていない.遺伝カウンセリングの内容を中心に考察をする.
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© 2019 The Japanese Society for Familial Tumors
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