家族性腫瘍
Online ISSN : 2189-6674
Print ISSN : 1346-1052
特集:「症例報告」はどうあるべきか −日本家族性腫瘍学会としての規定の検討−
国内学会の和文誌における症例・事例報告の取扱いの現状と課題
武田 祐子
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ジャーナル オープンアクセス

2008 年 8 巻 1 号 p. 3-6

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抄録
近年,個人情報の取り扱いに対する意識が高まるなか,研究の実施および公表におけるプライバシー保護に対する倫理指針が定められてきているが,貴重な臨床経験をまとめて報告する症例・事例報告に対して適用できる明確な指針はない.そこで,国内学会の和文誌における症例・事例報告の取扱いの現状を概観し,家族性腫瘍に関する症例・事例報告を行う場合の課題を検討した.患者個人だけではなく,家族や家系を対象とする家族性腫瘍の臨床の特性から,①対象者の同意取得,および②プライバシーの保護と科学性の保証について,慎重な検討が必要であると考えられた.
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© 2008 The Japanese Society for Familial Tumors
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