日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
Print ISSN : 1880-7666
ISSN-L : 1880-7666
症例報告
検診の胃X線検査で発見した十二指腸神経内分泌腫瘍の1例
武藤 桃太郎, 栁川 伸幸
著者情報
ジャーナル 認証あり

2026 年 64 巻 5 号 p. 903-908

詳細
抄録

症例は64歳,男性。検診の胃X線検査で,十二指腸球部に圧迫で形態変化をしない12mmの隆起性病変を認め,要精密検査となった。上部消化管内視鏡検査で,十二指腸球部前壁に,周囲粘膜と同様の色調で,表面平滑な隆起性病変を認め,生検で神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor:NET)の診断となった。幽門側胃切除術を施行し,最終診断はNET-G1, Ki-67 index 2%, SM, v0, ly0, pT2(腫瘍最大径12mm)pN0cM0 pStageⅡであった。検診X線検査を契機に発見した十二指腸NETは過去に報告がなく,今回報告する。

著者関連情報
© 2026 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
前の記事 次の記事
feedback
Top