消化器集団検診
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ペプシノゲン判定陰性胃癌例の検討
石田 一彦藤田 直孝結城 豊彦佐藤 匡妹尾 重晴大久保 恭子野田 裕小林 剛松永 厚生木村 克巳野村 美樹子菊地 達也内海 潔伊藤 啓片倉 芳樹平澤 大鈴木 敬
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1999 年 37 巻 6 号 p. 543-547

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抄録
術前に血清学的検査を施行し, 手術または内視鏡的粘膜切除術を行った胃癌症例244例を対象に, 血清ペプシノゲン (以下PG) 法陰性例の特徴を検討した。PG判定はPGI≦70ng/mlかつI/II≦3.0を陽性, その他を陰性と判定した。PG法陰性例は94例38.5%存在し, 特に未分化型早期癌では62.5%が陰性であった。Helicobacter pylori IgG抗体との関係ではHP陽性例に比べ陰性例でPG陰性率が高い傾向にあった。年齢階級別にみると, 39歳未満でPG陰性率が90.0%と高くなる一方で, HP抗体陽性率は若年者層のほうが高く, 若年者においては両者の併用で胃癌スクリーニングの拾い上げ能を向上させ得る可能性が示唆された。
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© 日本消化器がん検診学会
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