抄録
九州地方会では会長講演として最新の九州地区の集検結果を報告している。今回は平成10年度の九州地区の胃集検の結果について検討した。九州地区では968,584人が受診した。間接撮影732,042人, 直接撮影236,542人で, 地域検診470,146人, 職域検診466, 216人で全国に比し職域検診が多くみられた。全国に比し九州では癌発見率等には差はないものの, 精検受診率の低さが目立った。これは職域集検が多い福岡県による事が大きかった。各県毎にみると要精検率が高い佐賀県で癌発見率が高く, 早期癌率は熊本県で76.2%と高く各県毎の差がみられた。また九州地区では独自の集計システムを活用し精度の高い集計を行っており, それらの一部についても紹介する。