日本消化器集団検診学会雑誌
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胃ルーチン検査におけるローリング方法の検討 (第3報)
萩原 常夫倉石 政彦平野 邦弘山田 治三水沢 幸博広瀬 朝子
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2001 年 39 巻 3 号 p. 237-244

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抄録

いわゆる高濃度低粘性硫酸バリウム造影剤は高濃度で使用すると付着が良いが, 効果の現れ方はローリング法に左右される。付着向上や流出防止の観点から効果が高いのは腹臥位ローリング法で, 効果的に施行されれば, 低濃度使用の弱点を補うことができる。基本的な検査技術を習得した上で適切なローリングを行えば, 造影剤や胃形によるリスクを避け, 検査成績をコントロールできるようになる。

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© 日本消化器がん検診学会
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