日本消化器集団検診学会雑誌
Online ISSN : 2186-7321
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腹部超音波検診における脂肪肝と生活習慣病との関連
藤田 剛藤原 仁史叶多 篤史尾阪 将人高木 浩一吉永 寛益澤 明渡辺 明彦板垣 康向井 秀一
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キーワード: 脂肪肝, 生活習慣病
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2005 年 43 巻 1 号 p. 47-53

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抄録
人間ドック受検者11272人において腹部超音波検査での脂肪肝を3913例 (34.7%) に認めた。中等度以上の脂肪肝では軽度の脂肪肝と比べ, 高脂血症, 肥満, 高血圧症, 糖尿病を有意に高率に認めた。脂肪肝における肝機能障害は32.2%に認められ, 高脂血症, 肥満, 高血圧症, 糖尿病を合併する頻度は, 肝機能障害を認めない脂肪肝より有意に高かった。脂肪肝と診断されたもののうち200例における約3 年間の脂肪肝の程度の変化は, 不変53%, 改善15.5%, 悪化31.5%であった。BMI, 体脂肪率, 中性脂肪値の変化が脂肪肝の程度の変化と有意に関連していた。脂肪肝の重症度や肝機能障害, 脂肪肝の程度の変化は生活習慣病と有意に関連しており生活指導の重要性が示唆された。
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