2014 年 48 巻 1 号 p. 3-10
本研究は,曲線を操作(平行移動,拡大縮小,回転)した場合の操作前後の曲線を導線,操作前後の曲線上の対応点を結んだ線分を母線とする線織面の条件をコントロールし,可展面である柱面・錐面を生成する手法と,これを組み合わせることで可展面(の集合)でありながら一定の複雑さとなる形状をデザインする手法を提案するものである.本稿では,可展面の生成原理,可展面の組み合わせによるデザインの例を示すとともに,デザインした形状の展開図から模型を製作した例を示し,今後の展開について説明を行う.