図学研究
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開立曲線のDeloss問題への活用
加川 穂積石井 賢一牧 博司
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キーワード: 正六面体, CAD機能, 作図誤差
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2000 年 34 巻 3 号 p. 3-8

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抄録
本研究の目的は, Delossの作図不能問題の解法にCAD機能を利用することにある.それは, 作図の理論的根拠の説明とその観点からのCAD作図例さらに作図精度測定からなる.関連して, 現代図学におけるCAD表示画面上で作図に必要な, Y=X1/3関数曲線の新たな創成法を述べる.又, CAD作業画面上での円周長さπdの直延とその線分積算法を示す.CAD作図の誤差は, πd値で4.7×10-8, 稜の長さで-4.3×10-5, 正六面体積の計算で-1.3×10-4であった.提示した作図方法の精度の向上と他の3-D図形への適用は今後の課題である.
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