日本医療・病院管理学会誌
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研究資料
DPCデータを用いた臨床指標による医療の質評価に関する検討
小林 美亜池田 俊也藤森 研司松田 晋哉堀口 裕正伏見 清秀
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2012 年 49 巻 2 号 p. 85-95

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抄録

臨床指標の定義を明確にし,データ抽出方法の標準化を図ることで,多施設間において医療の質評価を行うことができる。我が国では,このような評価に急性期病院間の共通データとして,DPCデータを利用する試みがはじめられており,国立病院機構はそのロジックを公表している。本研究は,この国立病院機構で作成された臨床指標を活用し,病床数規模の比較を通して,急性期病院の医療の質の実態を把握することを目的とした。その結果,本調査に協力が得られたDPC対象・準備病院において,早期のリハビリテーション開始や予防的抗菌薬の終了時期に関して,エビデンスやガイドラインに基づき,標準化を図ることの必要性が示された。今後は,患者数と各臨床指標の施行状況との関連についても検討していくことが必要である。

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© 2012 一般社団法人 日本医療・病院管理学会
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