【目的】看護師のワーク・エンゲイジメント(WE)向上に資する組織運営への示唆を得るため,看護師の性別ならびにジェンダー・パーソナリティとWEとの関連性,およびWEへの影響要因を明らかにした。
【方法】病院勤務の看護師639名(男性37.3%)を対象に,郵送またはWebによる自記式質問紙調査を実施した。
【結果】WEを従属変数とする二元配置分散分析の結果,性別に有意差はなく,ジェンダー・タイプ(GT)基本4類型と性別の交互作用とGTの主効果が確認された。単純主効果検定により,男女ともに心理的両性具有型・男性性優位型が女性性優位型・未分化型よりも高かった。重回帰分析では,WEには年齢,勤務部署,同居家族の有無が影響を及ぼすことが示された。
【結論】看護師のWEには生物学的な性差よりもGTが関連しており,画一的な性別による支援ではなく,個々の特性や組織環境の整備を統合したマネジメントの必要性が示唆された。
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