我々はカフ型カテーテル(Tunneled Cuffed Catheter:TCC)がHHDにおけるバスキュラーアクセス(Vascular Access:VA)の選択肢となり得ればHHD患者の増加が見込めると考え,普及に向けての問題点と解決方法を検討してきた.これまで患者選択基準を透明化しTCC留置管理マニュアルを作製,医療施設間及び医療者と患者間で共有を開始した.そしてTCCを選択肢としてHHD導入の際から提案し,これまでVAとしてTCCを選択しHHDを開始した患者を複数経験しており,その有用性を実感している.
TCCの一番の懸案事項は易感染性の問題であろう.今回当院のTCC-HHD症例の感染状況を評価し,感染対策についてまとめてみた.
感染を起こさない工夫と努力,そして感染が起きた場合に,早期に適切な対応をすることで,TCCをVAとする在宅血液透析が安心して行えると考えている.