日本在宅血液透析学会誌
Online ISSN : 2435-2519
総説
カフ型カテーテルを使った在宅血液透析(Home hemodialysis:HHD)における感染対策
池田 潔松岡 一江
著者情報
ジャーナル フリー

2023 年 3 巻 2 号 p. 86-93

詳細
抄録

我々はカフ型カテーテル(Tunneled Cuffed Catheter:TCC)がHHDにおけるバスキュラーアクセス(Vascular Access:VA)の選択肢となり得ればHHD患者の増加が見込めると考え,普及に向けての問題点と解決方法を検討してきた.これまで患者選択基準を透明化しTCC留置管理マニュアルを作製,医療施設間及び医療者と患者間で共有を開始した.そしてTCCを選択肢としてHHD導入の際から提案し,これまでVAとしてTCCを選択しHHDを開始した患者を複数経験しており,その有用性を実感している.

TCCの一番の懸案事項は易感染性の問題であろう.今回当院のTCC-HHD症例の感染状況を評価し,感染対策についてまとめてみた.

感染を起こさない工夫と努力,そして感染が起きた場合に,早期に適切な対応をすることで,TCCをVAとする在宅血液透析が安心して行えると考えている.

著者関連情報
© 2023 一般社団法人 日本在宅血液透析学会
前の記事 次の記事
feedback
Top