日本在宅血液透析学会誌
Online ISSN : 2435-2519
学会報告
治療方法と管理方法を含めたShared Decision Makingの実践に向けて~当院の同意書の見直し~
北村 健太郎, 関原 宏幸, 斎藤 真美, 小松 淳子, 長澤 正樹, 田村 克彦, 栗原 重和, 穴山 万理子, 中村 裕紀, 牧野 靖
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2026 年 5 巻 1 号 p. 17-20

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抄録

在宅血液透析(以下HHD)を選択し開始するまでには,Shared Decision Making(以下SDM)が非常に重要である.自施設では現在まで13名の患者を導入したが,従来では同意書を用いての医療者との面談がSDMの要素を担っていた.しかし患者と施設の意向の不一致や,医療者間での認識の違い等の問題を経験したため,同意書の修訂を行った.内容としては,まず施設の管理体制を再考・明確化し,本人・介助者に求めるものを具体化した.さらに治療の時間帯と入眠について規定を定めたことで治療の安全性と,得られる透析量や治療効果,本人と家族の生活スタイルを掛け合わせたSDMが実践可能になったと考える.しかし安全性を求めるほど,治療や生活の自由度は低下する.SDMは不確実でリスクの高い治療の選択に有用である.SDMの拡充により関わる全ての人が最善で多様なHHDを選択できる未来が望まれる.

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