2007 年 38 巻 p. 67-86
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本稿は,青年雑誌がメディアとしての自律性を獲得していく過程を跡づけるとともに,その過程においてみられる読者層の交錯を明らかにすることを課題としている.具体的には,日清戦後,博文館から創刊された『中学世界』を取り上げる.その際,若者をめぐる時代状況に留意しつつ,青年雑誌の自律化の過程と「少年」と区別された「青年」イメージの形成過程との関連性をもあわせて検討していく.
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