日本応用数理学会論文誌
Online ISSN : 2424-0982
ISSN-L : 0917-2246
ディリクレ境界条件を考慮した変形エルミート型3次要素の作成(理論,科学技術計算と数値解析,<特集>平成19年研究部会連合発表会)
上田 裕喜田端 正久
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 17 巻 4 号 p. 469-479

詳細
抄録

エルミート型三角形3次要素は偏微分係数の自由度を含み,各要素上で3次多項式を再現する.一方,ディリクレ境界条件を含む問題では境界上の偏微分値が与えられないので,この要素を直接用いることはできない.本論文では変形エルミート要素を作成し,境界と交わるエルミート要素をこの要素で置き換えてディリクレ境界条件を容易に取り扱えるようにする.ポアソン問題にこの手法を適用し,最良事前誤差評価と数値計算結果を示す.

著者関連情報
© 2007 一般社団法人 日本応用数理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top