神戸大学大学院システム情報学研究科
神戸大学大学院システム情報学研究科 神戸大学高等学術研究院
2024 年 34 巻 2 号 p. 33-52
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
概要. 本研究では,ワクチン由来の免疫と自然感染由来の免疫および再感染を考慮した感染症流行の数理モデルを構築し,感染症の定着を意味するエンデミックな平衡解の分岐を調べる.特に,流行の制御が困難な状況を意味する後退分岐が発生する条件を導出する.数値実験を行った所,直感に反して,ワクチン接種率に関するパラメータが増加するにつれて,後退分岐が起こりやすくなる場合があることが分かった.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら