農業土木学会論文集
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霞ヶ浦 (西浦) へ流入する栄養塩類の負荷と濃度
霞ヶ浦流入河川の水質汚濁と流出負荷に関する研究 (VI)
田淵 俊雄高村 義親久保田 治夫鈴木 誠治
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1976 年 1976 巻 66 号 p. 10-20,a1

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抄録

霞ケ浦の水質汚濁は深刻で水利用や水産にも障害が現われている。その汚濁原因を追求するためにさまざまな角度から調査を進め, 報告してきたが, 本報はそれらの総括である。12河川から湖へ流入する総負荷量と発生源別の負荷量を示した。さらに総流出水と各種流出水の濃度を示し, 負荷と濃度の両面から霞ケ浦の汚濁の主要原因は大工場や下水などの大点源にあることを論じた。そして従来の負荷のみによる汚濁原因論を批判した。

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