農業土木学会論文集
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寒冷地コンクリートへの高炉スラグ微粉末の利用に関する研究
北辻 政文藤居 宏一
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1996 年 1996 巻 184 号 p. 613-619,a2

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抄録

寒冷地における高炉セメントコンクリートの使用に当たっての資料を得ることを目的として, 低温期の強度発現性状, 脱型時期および凍結融解抵抗性について検討した.
その結果, 圧縮強度に及ぼす影響は, 初期材令では養生温度>スラグ粉末度>早強セメントの順に大きく, 中・長期材令ではスラグ粉末度>養生温度>早強セメントの順に大きいことが明らかとなり, 脱型時期の遅れを改善するためには, 養生温度を20℃程度まで高く設定し, スラグの粉末度を6,000cm2/g以上とすることが効果的であった. また, 高炉セメントコンクリートの凍結融解抵抗性についても問題はなかった.

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© 社団法人 農業農村工学会
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