情報知識学会誌
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学術資料の保存・継承をテーマとした研究集会「学術野営2019 in 能登半島」に関する報告
小川 歩美堀井 美里堀井 洋川邊 咲子後藤 真高田 良宏
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2019 年 29 巻 4 号 p. 330-333

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抄録

 日本国内には,多種多様な歴史資料が現存し,それらは学術研究資料だけでなく,社会的な振興・発展への文化資源としても注目される.今後,地域の学術資料と関連する専門家の役割は重要である.一方,学術資料の保存・継承に関しては,自然災害による’突発的な資料喪失’と,人口減少などによる’緩やかな資料喪失’への対応が喫緊の課題である.これらから合同会社AMANEでは,国立歴史民俗博物館などと地域の学術資料の保存・継承・利活用をテーマとした「学術野営2019 in 能登半島」を開催した.本発表では,学術野営2019の論点および成果を紹介し,多様な分野・立場の専門家が社会的な課題を共有して実践的な議論を行う研究集会に関する基礎的な考察を行う.

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