情報知識学会誌
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  • 李 広微, 金 明哲
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 31 巻 3 号 p. 371-383
    発行日: 2021/09/30
    公開日: 2021/11/05
    [早期公開] 公開日: 2021/05/21
    ジャーナル フリー

     助詞は文章の表現特性・文体様式の特徴を把握するうえで重要な要素であり,その経時変化の考察は,言語及び文体の変遷過程の一端を明らかにすることにつながる.本研究では,百余年間にわたった近現代小説を分析対象とし,モデリングを通して助詞の経時変化を捉え,小説の言語表現及び文体との関わりについて考察を試みた.具体的には,1910年から2014年に出版された小説のコーパスを作成し,助詞の使用データ状況について計量分析を行った.計量分析には,まず系統樹分析を通して,助詞の使用に明らかな変化が発生していることを確認したうえで,主な変動要素を特定するため,elastic net回帰分析を用いて,助詞に関するモデルを作成し,モデル構築に大きく寄与する助詞項目を抽出し,分析を試みた.観察された結果は言語学や文体学に関わる問題を考えるヒントになり得ることが示された.

  • 三浦 瑞貴, 梶川 裕矢
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 31 巻 3 号 p. 384-394
    発行日: 2021/09/30
    公開日: 2021/11/05
    ジャーナル フリー

     モバイルデバイスの普及と様々な通信形態の確立により,モバイルデバイスの位置情報を用いたサービスは,今後更に成長する可能性を秘めている.本研究は,モバイルロケーションサービス(以下MLS)を対象として,MLS 提供者の役割,技術,機能の側面からMLS の特徴を記述し,それらの関係性を明らかにすることを目的として分析を実施した.その結果,MLS の機能拡張におけるサードパーティの役割を強調している先行研究の結果とは異なり,現在のMLS において様々な機能を提供しているのは,位置情報取得のコア技術開発とモバイルデバイス用ソフトウェア開発を有するGoogle, Amazon, Facebook, Apple といった垂直統合型のプラットフォーム企業であり,ショートレンジの位置情報取得技術を活用し,MLS の機能を拡充させていることを見出した.

  • 石﨑 潤, 吉岡 正昭, 西村 治彦
    原稿種別: 研究論文
    2021 年 31 巻 3 号 p. 395-410
    発行日: 2021/09/30
    公開日: 2021/11/05
    ジャーナル フリー

     急速な高齢化の進行に対応すべく,厚生労働省は地域包括ケアシステムの構築と地域医療構想を推進している.この取組みにはかかりつけ医を中心に,急性期病院,介護老人福祉施設などの間での連携が不可欠であり,その充実のためには相互の情報共有が重要となる.現行の診療情報提供書(様式11)の内容は施設間の連携にとって要となる情報であるが,患者紹介時のみの一過性の利用に止まっている.今後の情報共有と二次利用のためには,この提供書のデジタル化が必要であり,そのためにはまず提供書の記載状況の現状把握が求められる.そこで本研究では,地域医療支援病院(S 病院)への診療情報提供書1000 件を対象に実際の記載状況を精査し,様式11 の基本項目への準拠性について記載手段(手書き,PC 入力),文字数,及び紹介元医療機関規模の面から検討を行った.

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