情報知識学会誌
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ネットワーク分析を用いたミステリー小説における場面の依存関係の分析
山田 康貴村井 源
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2020 年 30 巻 2 号 p. 206-213

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抄録

 物語分析において,場面が持つ情報に着目した分析はこれまで行われることが少なかった.特に,場面が持つ情報の依存関係に関する分析は物語自動生成において必要不可欠である.そこで,本研究では場面の依存関係が強く出ていると考えられるミステリー小説を題材に,場面の依存関係を分析した.具体的には,実際のミステリー小説の場面から,場面を構成するのに必要と思われる情報を手動で抜き出した.その後,そこから得られたデータを依存関係ごとにまとめた.最後に,そこで得られたデータに対してネットワーク分析を行い,依存関係の解析をした.

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