情報知識学会誌
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コロナ禍におけるソーシャルディスタンシング空間の文化的利用に関する試み 〜キテンプロジェクトを事例として〜
堀井 洋原嶋 亮輔堀井 美里小川 歩美
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2021 年 30 巻 4 号 p. 459-462

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抄録

 コロナウィルスの大規模流行により,図書館や博物館などの公共空間においても人が一定の間隔を保つ”ソーシャルディスタンシング”を維持することが求められている.”ソーシャルディスタンシング”は感染防止の観点から必要な措置であるが,その一方で,施設内の椅子や利用スペースに利用禁止を促す表示が溢れ,人々を広く受け入れることが役割である公共空間に相応しくない状況が拡がりつつあることも事実である.発表者らは,学芸員や研究者などの学術関係者とデザイナーが連携して,コロナ禍における公共空間における文化活動の再生を目指す「キテンプロジェクト」を実施している.本発表では,「キテンプロジェクト」を紹介するとともに,コロナ禍における公共空間と学術関係者・デザイナーとの関わりについて報告する.

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