積水化学グループにおけるモノづくり革新によるマテリアルフローコスト会計導入の取り組み(<特集>モノづくりと環境のマネジメント)
2011 年 31 巻 4 号 p. 83-88
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2011 年 31 巻 4 号 p. 83-88
企業の社会的責任(CSR)の観点から,環境への配慮・貢献は必須のものと言える.環境と経済の二つの問題を両立させることを目的に,各企業は環境経営を積極的に推進する方針を打ち出している.マテリアルフローコスト会計は,製造業において製造工程内でのマテリアルの流れ(フローとストック)を物量と金額で測定し,廃棄物由来のムダを把握する手法として,有効な手法であるとの認識し,各社から注目されている.製造業への導入事例として,積水化学グループにおけるモデル事業所の取り組み事例と,グループ全社への展開の取り組みを紹介し,企業におけるマテリアルフローコスト会計有効活用について述べたい.
