児童・生徒・学生を対象に、4つの異なるキャリア形成支援を行った A 社の担当した若手社員と、その上司である管理職にインタビューを行なった。その分析結果をロバート・カッツの「3つの能力(人材スキル)」に照らし合わせて、「テクニカル・スキル」として「仕事のプロセスを学ぶ」「自主的に考える」「仕事の深化」「自己のキャリアを振り返る」を、「ヒューマン・スキル」として「人に伝える経験を積む」「社内の活性化と人材確保」を、「コンセプチュアル・スキル」として「若者のニーズと事業内容の周知」「地元・地域への社会貢献」を整理した。企業が取り組む児童・生徒・学生を対象にしたキャリア形成支援は、職場の活性化や人材確保などの企業への効果だけでなく、担当した若手社員の成長に効果をもたらすとともに、管理職の育成にも意義があることが明らかになった。