抄録
ラオスでは焼畑にかわる定住型で生産性の高い稲作の場として水田の重要性が増している。ラオス北部のベン川流域において6つの水田の藻類群集について調査した。これらの水田では農薬、化学肥料、農業機械などは用いられていない。培養法によって得られたラン藻や緑藻の量は105_から_106CFU g-1 soilで、これまでに熱帯アジアおよび日本の水田から報告された藻類量の範囲にあった。一方、直接計数によって得られた珪藻量をみると、多いところでも103_から_104 cells g-1 soilでほとんど珪藻が見られなかった水田もあった。