抄録
森林河川上流のリーフリターの堆積・輸送特性に関する情報として、現地実験により減衰係数を得ることが一般的であったが、そもそも詳細なメカニズムは十分明らかにされていない。そこで本研究では、様々な形状を有する複雑な河床構造下でのリターの堆積メカニズムを整理することを目的に、平常時の森林河川において詳細なリター分布を調査した。次に、瀬に堆積するリターの定量化を試みた。調査は、163mの区域において、1m×1mのコドラートを設け、コドラート内の平均水深、礫幅や高さ、および礫間距離などを調査し、これを60地点測定した。これらの結果を用いて、それぞれの項目別にリターの堆積の傾向を表現し、さらにこれらを組み合わせて堆積量を見積もった。