抄録
びわ湖北湖の第一環流域や塩津湾にてADCPや流速計群を設置し連続測流を行った。得られたデータよりびわ湖で見られる季節ごとの湖流の特性を解析した。非成層期には環流は存在せず、全層において20時間周期で時計回りをする慣性振動の流速変動が見られた。成層期になると第一環流の発達とともに、躍層の上下層で2、3日周期の内部ケルビン波や半日周期の内部ポアンカレ波などの内部静振も見られた。さらに、ADCP観測により、反射強度の鉛直分布に典型的な日変化が見られた。この現象は動物プランクトンやエビ類(amphipods)の日周上下移動を捉えたものと考えられる。