抄録
水熱法により、気孔径の二極化した水酸アパタイト多孔体(Ca10(PO4)6(OH)2:HA)を作製した。大きな気孔は、細胞の進入可能な約100μm以上の気孔径、小さな気孔は約100∼500nmの気孔径を有する。このHA多孔体は、従来の多孔体と比べて小さな気孔を大量に有することに特徴がある。細胞の接着性、物質の吸着特性に利得があると考えられる。さらに、構成粒子が針状であり、特定の結晶面を多く露出しているため、物質の選択性を有すると考えられるため、高機能性人工骨あるいは培養骨のスキャホールドとして応用できる可能性がある。