日本陸水学会 講演要旨集
日本陸水学会第68回大会 岡山大会
セッションID: 3A05
会議情報

ヌートリア野生化個体によるドブガイの大量捕食
*森 生枝
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 2002年9月、岡山県佐伯町田賀のため池の岸で、淡水二枚貝のドブガイの死殻を多数確認した。特徴的なのは殻の一部が割られたように欠けていたことであった(欠損死殻)。欠損死殻は池のほぼ全周(約1.4km)で確認され、その数は4831個体であった。このうち殻長および殻高が測定できたものは4349個体で、殻長分布は30-132mmであったが、殻長71mm以上の比較的大型のものが全体の90%を占めていた。ドブガイの個体数減少が池の生態系に及ぼす影響について推測した。観察されたドブガイの捕食者は、ヌートリア野生化個体およびタンチョウ飼育個体であった。池におけるドブガイの大量死の主要因として、ヌートリア野生化個体による捕食が考えられた。
著者関連情報
© 2003 日本陸水学会
前の記事 次の記事
feedback
Top