日本図書館情報学会誌
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研究ノート
欧米における著者名典拠ファイルの共同作成の動向
三浦 敬子松井 幸子
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ジャーナル オープンアクセス

2001 年 47 巻 1 号 p. 29-41

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抄録
典拠コントロールは, 目録データベースの構築と検索において, 著者名や件名の典拠形の維持管理と, 重複レコードや検索もれの防止などに必須の機能である。典拠コントロールを行うには, 典拠レコードを収録した典拠ファイルが必要であり, 著者名典拠ファイルについては, 国際的な共同作成が行われている。本稿では, 欧米における著者名典拠ファイルの共同作成の動向を調査し, NACO(Name Authority Cooperative)Program, the AAAF(Anglo-American Authority File)Project, およびProject AUTHORを紹介した。さらに, 典拠ファイルの国際的共有に向けた典拠フォーマットの標準化の動向について, 北米のMARC典拠フォーマットの開発と発展, およびIFLAの典拠関連の活動を紹介した。
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© 2001 日本図書館情報学会
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