日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
第7回日本ロービジョン学会学術総会・第15回視覚障害リハビリテーション研究発表大会合同会議 プログラム・抄録集
セッションID: OIV-6
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一般口演 IV
障害者手帳の級にあわず就労継続できない症例
*加茂 純子
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抄録
【目的】視覚が主たる理由で仕事が継続できなくなったにもかかわらず、身体障害者手帳の級も低く、障害者年金もとれなかった事例を紹介した。【対象と方法】 平成14年9月から平成18年6月の間に甲府共立病院眼科に訪れた患者のうち、身障者手帳で視野5級しかとれないが、仕事が継続できない症例が2例あった。【症例1】10年間DMあり、治療を中断していた。H15.6.7脳幹出血が起こり左外転神経麻痺、両)眼振(右外旋、左上下)あり、両眼視ができない。【症例2】平成16年3月24日交通事故、軸索損傷で、下方視時に上下の複視が起こる。プリズムでも矯正不能。【結論】現行の身体障害者手帳、および、障害者年金の視覚の基準では、眼振や複視のある患者にケアが行き渡らないことがある。
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© 2006 日本ロービジョン学会・日本視覚障害リハビリテーション協会
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