主催: 日本ロービジョン学会, 視覚障害リハビリテーション協会
目的:ライトが均一に設置面に照射される新しい拡大鏡「Eschenbachマクロラックス」が発売された。この拡大鏡のライトなしとライトオンの状態における判読可能な文字サイズと読書スピードを測定することで、ライトが拡大鏡を使用して読書する際における効果を考察した。
対象と方法:2006年3月から6月までにアサクラメガネロービジョンルームに来所した10名を対象とし、近用矯正時・マクロラックスのライトオフ及びオンの状態の読書スピードを、MN Read-Jを使用して測定した。
結果と考察:10名のうち8名に判読文字サイズの向上及び読書スピードの有意な向上が見られた。拡大鏡選定時には、ライティングを考えることが大切と思われる。