日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
第8回日本ロービジョン学会学術総会/第16回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 合同会議
セッションID: PI-33
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ポスター I 
視覚障害乳幼児の支援に関する保護者とサービス提供者の情報収集の状況
-視覚障害乳幼児の子育てについての講演会参加者へのアンケート調査よりー
*新井 千賀子本岡 まい亀井 由美子藤井 紀子
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抄録

◆はじめに:未熟児網膜症の子どもの保護者の会ROPKIDSが、視覚障害リハビリテーション協会の地域支援活動事業の支援を受け視覚障害乳幼児に関する講演会を実施した。本報告は参加者に行ったアンケート調査の報告である。
◆開催日時/会場:2007年6月10日(日)13:00~16:30、横浜ラポール(神奈川県横浜市)
◆参加者:視覚障害乳幼児の保護者20名、サービス提供者(盲学校や施設等で視覚障害乳幼児の支援に関わる者)29名の合計49名
◆実施内容:講演会、Q&A、交流会
◆講演者/内容:大阪教育大学山本利和教授、視覚障害乳幼児の子育てと「歩くこと」について。
◆アンケート内容:講演会の満足度、今後の企画、視覚障害乳幼児の子育てや支援の情報収集の状況(以下、情報収集状況)等。
◆結果と考察:回収率88%(保護者18名、サービス提供者25名)。回答者の90_%_以上が講演会内容と企画に満足していた。全員が今後も同様の企画に参加を希望し、サマーキャンプが最も要望の多い企画だった。情報収集状況は保護者、サービス提供者とも「ある」又は「普通」の回答で90%を占めたが、「十分に情報がある」という回答は1名もなかった(図1)。視覚障害乳幼児の支援の中心である盲学校のサービスは保護者の44%が「子育てをしていくうえでは不十分」と回答し、保護者全員が盲学校以外でもサービスが提供されることを希望していた。サービス提供者の56%が公的な研修以外で視覚障害乳幼児に関する研修が「ない」と回答し情報収集の機会不足を感じていた。同じ質問に「ある」と回答した36%のうち、44_%_が内容に不満を持っていた。
◆まとめ:保護者、サービス提供者とも情報収集や研修の場が不十分と感じていること、盲学校以外の支援の場や公的機関以外の研修機会の要望があることが判った。今後も視覚障害乳幼児を対象とした同様の企画の充実が期待されるといえる。
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© 2007 日本ロービジョン学会・日本視覚障害リハビリテーション協会
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