日本レーザー医学会誌
Online ISSN : 1881-1639
Print ISSN : 0288-6200
ISSN-L : 0288-6200
特集「形成・美容皮膚科におけるレーザー治療」
深在性色素性病変に対するレーザー治療
鈴木 晴恵
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 31 巻 1 号 p. 30-35

詳細
抄録
Qスイッチレーザーの登場はそれまで治療困難であった外傷性刺青の治療にとって福音であった.装飾性刺青の除去は不完全であったり,瘢痕や色素脱失などにより模様が残れば治療の意味が無い.先天性真皮メラノーシスは0歳時での早期の治療開始により,完全に,短期間で,少ない治療回数で,合併症無く治療できる.全身麻酔や入院も不要である.後天性真皮メラノーシスはQスイッチレーザーを日常生活に差し支えのない方法で用いることにより治療可能である.
著者関連情報
© 2009 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top