日本レーザー医学会誌
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総説
Fractional Q-switched Ruby Laserを用いた後天性真皮メラノサイトーシスの治療経験
原 かや
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2024 年 45 巻 2 号 p. 176-180

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抄録

後天性真皮メラノサイトーシス(Acquired Dermal Melanocytosis: ADM)はQスイッチレーザーによる治療効果が高いが,照射後に高頻度で見られる炎症後色素沈着が問題となることが多い.しかしながら,Qスイッチルビーレーザーをフラクショナルハンドピースを用いて照射することで,色調改善に要する照射回数は増えるが,従来の治療よりもダウンタイムを短くすることができる上に,炎症後色素沈着のリスクも軽減する.

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