日本レーザー医学会誌
Online ISSN : 1881-1639
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脳神経外科における鏡視下5-ALA蛍光ガイド下手術の変遷と新たな問題点
池田 直廉 古瀬 元雅野々口 直助川端 信司亀田 雅博横山 邦生高見 俊宏川西 昌浩梶本 宜永黒岩 敏彦鰐渕 昌彦
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論文ID: jslsm-44_0017

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抄録

悪性脳腫瘍に対する5-アミノレブリン酸(5-Aminolevulinic Acid: 5-ALA)を用いた蛍光ガイド手術は主に励起光源および観察用フィルターを内蔵した顕微鏡を用いて行われてきた.近年,5-ALAによる蛍光観察可能な内視鏡・サージカルルーペさらには外視鏡が登場し,その有用性が示唆されている.しかし,蛍光評価は長年蓄積された顕微鏡下評価を基盤にしており,新たな観察システムによる蛍光評価はこれらと異なる可能性があり注意が必要である.また,新たな蛍光観察システム導入に伴う短所もあり,これらを十分に理解した上で応用することが肝要である.

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