日本レーザー医学会誌
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悪性神経膠腫に対する光線力学的療法の光と影―100例以上を経験して―
深見 真二郎 秋元 治朗永井 健太河野 道宏
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論文ID: jslsm-44_0021

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抄録

悪性神経膠腫に対する光線力学的療法(photodynamic therapy: PDT)につき,照射の工夫・合併症・再発時期や再発パターンを検討した.対象はPDTを施行した106例の画像上悪性神経膠腫と診断した症例で,大きな合併症は1例の爪熱傷であったが,2例脳皮質熱傷が疑われた.再発までの期間の中央値は初発膠芽腫に限ると約12ヶ月で,再発パターンは局所再発が50例で,27例は遠隔部位や播種にて再発した.再発予防としてPDT耐性の腫瘍コントロールが重要と考えられた.

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