昭和医学会雑誌
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原著
頭頸部がん患者におけるがん性疼痛に対するオピオイド製剤の適用に関する検討
大嶋 健三郎, 金井 憲一, 内田 淳, 工藤 睦男, 門倉 義幸, 洲崎 春海, 高宮 有介, 阿部 誠治, 大戸 祐治
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2009 年 69 巻 1 号 p. 94-102

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抄録
頭頸部がん患者は,がんの進展により機能と形態に関する種々の問題をかかえている.したがって,頭頸部がん患者において,オピオイド製剤を用いてがん性疼痛に対する緩和ケアを行う際には,これら疾患の特殊性を考慮に入れて治療をする必要がある.本研究では,われわれが治療し,死亡に至った頭頸部がん患者62例を対象にそのオピオイド製剤の適用に関してカルテの医師記録,看護記録,薬剤処方の記載の内容よりレトロスペクティブに検討を行った.オピオイド製剤の導入法による検討から頭頸部がん患者において疼痛緩和治療の導入に適したオピオイド製剤を検討した.オピオイドローテーションの内容とそれを行った理由における検討から頭頸部がん患者ではオピオイドローテーションを施行した症例が多く,頭頸部がん症例の特殊性を踏まえて薬剤を選択することが重要であることが明らかになった.死亡時のオピオイド製剤の投与方法の検討を行い,頭頸部がん患者の特殊性からオピオイドの持続皮下注入法が必要であった.頭頸部がん患者のがん性疼痛におけるオピオイド製剤の適用には,頭頸部がん患者の特殊性を考慮して,薬剤の選択を行い,その経過の中でオピオイドローテーションを行い,看取りに至る際にはオピオイド製剤の投与方法を配慮する必要があると考える.
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© 2009 昭和大学学士会
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