抄録
リンパ管腫の14症例をMacrocystic type(Ma)とMicrocystic type(Mi)の2群に分類し,MaをさらにLarge cyst(MLC)とSmall cyst(MSC)の2群に分類した.免疫染色を施行し,リンパ管内皮細胞数,細胞増殖能を示すLM-MIB1 index score,Prox1の発現関与を示すLM-Prox1 index scoreを上記Mi,MLC,MSCの3群間で検討した.リンパ管内皮細胞数はMi群がMLC群とMSC群に対して有意に多かった.LM-MIB1 index scoreはMLC群が有意に低値,LM-Prox1 index scoreはMSC群がMi群に対して有意に高値であった.Ma群においてMLC群よりMSC群のリンパ管内皮細胞の増殖能が亢進しており,Ma群とMi群の再発形式の差異についてはProx1が関与している可能性が示唆された.