昭和医学会雑誌
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重度精神薄弱に関する研究第2報
東京都に於ける在宅重度精神薄弱者 (成人) の頭部計測値に関する研究
望月 保則
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1980 年 40 巻 3 号 p. 353-373

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抄録
成人の在宅重度精神薄弱者 (重度群) 84人 (男39人, 女45人) について, 頭囲・頭長・頭幅・頭耳高・肩峰幅を計測し, 頭蓋容積と脳重量を計算した.対象群として, 成人の正常被験者163人 (男82人, 女81人) についても同様に行なった.これら7項目の平均値はすべて, 重度群が対照群より有意に小さくて (男の頭耳高のみ有意差なし) , その標準偏差はすべて重度群が対照群より有意に大きかった.頭長・頭幅・頭耳高の中で, 重度群と対照群の差が最も大きいのは頭長であった.重度群を障害程度の重い順に, 重度I, 重度II, 重度皿の3グループに分類すると, 7項目の平均値はすべてIが最小でIIIが最大であった.I, IIでは対照群との間にすべて有意差があるが, IIIでは有意差がなかった.肩峰幅に対する頭部計測値の比は, 重度群の方が対照群より有意に大きかった.障害程度別では, これらの比はIが最も大きくて, IIIが最も小さかった.
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