抄録
前報1) に引き続いて, マクロファージの化学発光 (CL) に及ぼす諸種免疫賦活剤の効果について比較検討した。大腸菌のリボ多糖 (LPS) はマクロファージを速やかに活性化し, 0.4mg/kg量を腹腔内に投与後1~24時間で採取した腹腟マクロファージが高いCL値 (対照の約25倍) を示したが, LPSの構成々分である大腸菌型合成diphosphoryl lipid A (0.4~4mg/kg) は比較的遅く, 投与後48~72時間で非常に高いCL値 (30~80倍) を示した。Salmtonell minnesota由来の天然diphosphoryl lipid A (0.4~4mg/kg) は投与72時間後にピーク (24~50倍) を示し, monophosphoryl lipid A (4mg/kg) は48時間後にピーク (23倍) を示した。投与量からみると, monophosphoryl lipid Aよりもdiphosphoryl lipid Aのほうが活性化の強度が大きかった。また, 一般にLPSよりもlipid A系統のほうが持続性のある活性化を賦与した。BCG-CWS (0.04~4mg/kg) は投与48時間後にピーク (14~32倍) を示したが, 4mg/kgでは120時間後にいたっても高水準のCL値を維持していた。Corynebacterium parvum全菌体 (0.04~4mg/kg) も投与48時間後に持続性のある活性化 (4~15倍) を示した。Lentinan (0.04~4mg/kg) の場合は, 投与72時間後に一過性のピーク (4~8倍) がみられた。