昭和医学会雑誌
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被包型肝細胞癌における肝動脈塞栓療法による腫瘍縮小効果の検討
加藤 和夫米山 啓一郎石井 誠
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1991 年 51 巻 2 号 p. 131-137

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抄録
被包型肝細胞癌26例について, 真性 (真性型) 及び仮性被包型 (仮性型) に分類し, 各々のTAEによる腫瘍縮小効果を検討した.真性型は, 仮性型に比し腫瘍径が小さく (P<0.01) , 門脈腫瘍栓の認められないものが多かった.真性型と仮性型で腫瘍縮小率を比較すると, 真性型の腫瘍縮小率が有意に大きかった (P<0.01) .真性型と仮生型各々では腫瘍径と腫瘍縮小率との間に有意な相関関係は認められなかった.門脈腫瘍栓からTAEに対する効果を見ると, 腫瘍栓を認めない症例及び不完全閉塞例で有意に高い腫瘍縮小率を示していた.以上より, TAEの腫瘍縮小効果は被包型肝細胞癌に於いても真性型と仮性型により異なっており, 腫瘍の大きさや特に腫瘍栓の存在部位や形態についてTAE前に検討する必要があると思われる.
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