昭和医学会雑誌
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第4腰椎椎体高 (E8) におけるCT観察
―特に筋要素について―
松田 正樹伊藤 純二小室 好一
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1991 年 51 巻 2 号 p. 138-150

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抄録
第4腰椎椎体高レベルのCT写真における腹部総断面積と皮下脂肪, 腹腔 (腹膜腔および後腹膜隙) , 椎骨, 椎孔, 筋の各断面積を測定し, おのおのの性, 年齢, 体型における相違および相関を検討するとともに, 筋を腹直筋, 腹横筋, 内腹斜筋, 外腹斜筋, 腰方形筋, 大腰筋, 腸肋筋, 最長筋, 横突棘筋に分類し, 同様の検討をおこなった.研究対象は30歳代より70歳代の健康成人78名 (男性44名, 女性34名, 平均年齢52.3歳) で, 体型はローレル指数によりA, C, D3型に区分, 各相関はピアソンの積率相関指数を用いた.結果: 1) 総断面積は男性では加齢的に減少, 女性では50歳代まで増加, 60歳代で減少した.2) 男性では腹腔比が各年代とも最大で, 加齢的に増大していた.椎骨実測値の加齢的増加が見られた.女性では50歳代まで皮下脂肪が最大であったが, 60歳代では腹腔が最大となった.実測値では, 皮下脂肪, 腹腔, 腹膜腔, 後腹膜隙, 椎骨の加齢的増加が見られた.3) 総断面積に対して, 男性の腹腔 (γ=0.81675) と皮下脂肪 (γ=0.84128) のみが相関を示した.4) 各筋断面積については, 男性では腹横筋と横突筋を除いて各筋とも一般に加齢的減少の傾向を示した.女性では男性同様各筋とも減少傾向を示したが, 側腹筋群の加齢的減少は見られなかった.5) 筋総断面積と相関を示した筋は男性では, 側腹筋, 内腹斜筋, 外腹斜筋, 腸肋筋で, 女性では大腰筋, 腰方形筋, 最長筋であった.6) 体型による体組織構成では, 男女とも総断面積はA, C, D体型の順に大となり, 男性では常に腹腔が, 女性ではA体型で皮下脂肪, C, D体型で腹腔がそれぞれ最大であった.7) 男女各筋ともA, C, D体型の順に大となる傾向を示したが, ローレル指数と各筋との相関は認められなかった.
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