昭和医学会雑誌
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昭和大学病院整形外科における過去12年間 (昭和59年~平成7年) の患者統計
藤巻 良昌丸山 正詩今井 恒志郎福内 正義池田 正典久木留 伸典岡崎 洋之都筑 宏太郎塩谷 英司宮岡 英世阪本 桂造藤巻 悦夫
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1997 年 57 巻 6 号 p. 521-528

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抄録
外来: 過去12年間に当科を訪れた登録新患者数は91035名であり, 一年間の平均新患者数は7586.3名/年であった.本年度の登録新患者数は, 7890名でありこれを上回っている.新患者の性別年齢別比較では男女別総数では明らかな差は無いが, 40歳未満では男性が多く, 40歳以上では性比が逆転し女性の受診者が多くなるという傾向がみられた.この傾向は過去12年間においてほとんど変化無く, 原因として骨粗霧症等の代謝性疾患が女性に多い事が挙げられる.疾患別内訳では外傷が47%と最も多く, 次いで脊椎性疾患が22%, 炎症性疾患が8%であった.
入院: 過去12年間の入院患者総数は7176名で, 一年間の平均入院患者数は, 598名であった.疾患別では外傷が最多で44%, 次いで脊椎性疾患が23%と, 外来での比率と同様であった.入院患者の疾患中, 外傷が最多であるのはこの12年間変わらぬ傾向である.しかし, 変形性関節症が10%とこれに続くのが外来との違いであった.
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