昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
Print ISSN : 0037-4342
ISSN-L : 0037-4342
小児の上行結腸に発生したGIST関連腫瘍の1例
谷尾 昇李 雨元李 雅弘八塚 正四副島 和彦
著者情報
ジャーナル フリー

2005 年 65 巻 3 号 p. 264-270

詳細
抄録
小児期の消化管間質性腫瘍の報告は少ない.私どもは, 幼児の結腸に発生した平滑筋芽細胞腫を経験した.症例は2歳女児で, 主訴は血便.腸重積症を疑ってUS・CTを行い, 径4cm大の充実性腫瘍を認め, 注腸造影検査で上行結腸の粘膜下腫瘍と診断した.結腸部分切除により剔除された腫瘍の最終病理組織学的診断は平滑筋芽細胞腫であった.術後20年を経過するが再発はない.小児における結腸発生のGIST関連腫瘍の報告は, 過去25年間に自験例を含め17例であった.今後は, 光顕レベルの診断はもとより, c-kitやCD34を用いた免疫組織化学的染色法による正確な分離診断が不可欠である.
著者関連情報
© 昭和医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top