2017 年 55Annual 巻 3AM-Abstract 号 p. 166
最近、ニーズに基づいた医療機器開発、の重要性が強調されているが、わが国の事情を鑑みると、ニーズを踏まえたうえでシーズとフィットさせることが望ましいと思われる。多業種が協働してニーズを探索し、技術開発から事業モデル構築までを行う、ニーズとシーズとフィットさせる場(東北大学病院ベッドサイドソリューションプログラム:ASU)、事業化に資するニーズの見極めの方法、コンセプト創出と事業計画作成を行うための方法(バイオデザイン)の両者を両輪とした取り組みを概説する。とくにエンジニア、医療従事者ともに、双方に任せきりにするのではなく、自身も理解しておくべきポイントあることを強調したい。